メンテナンスについて
商品のメンテナンスについての説明ページです。
ご不明点が解決しない場合は、よくある質問や、お問い合わせフォームまでお気軽にご連絡ください。
フィルターの機能低下によるダメージについて
レギュレーターに付属されている内部フィルターの機能を低下させると
- ①レギュレーター
- ②スピードコントローラー
- ③バブルカウンターチェックバブル
上記3箇所へダメージ(目詰まり等)があります。
多くは汚れを取ることで元に戻りますが、致命的な場合もあります。
- フィルターの機能を維持するために
- ボンベを倒さない
- 材料投下時に必要以上に泡立てさせない
- ドライビーズの性能を保つ
- フィルターをしっかり締めこむ
CO2ジェネレーターの圧力計と材料再投入時期の判断について
圧力計は残量計ではありません。
CO2ジェネレーターに採用されている圧力計は目安程度にご確認ください。
また、下記の事象に対してご理解をお願いいたします。
運用できる圧力が残る場合は固くて回す(緩める)ことができません。
排出が安定しない場合
針が黄色いゾーン内で圧力が安定しない場合は、強制的にスピードコントローラーよりガスを排出させて材料を再投入することをお勧めします。
拡散できない場合のチェックリスト
最初に
バブルカウンターの点滴が時間が経つにつれて通常速度からゆっくりになり、最後には完全に停止したことを確認してください。
この反応は不具合の原因を特定する指標になります。
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- ①ガス圧ゲージの確認
- 内部にガスがある場合でも針が下がっていることがあります。ゲージの鉢が黄色いゾーンにさしかかると急激にガスが減り十分な圧力を維持できません。残りのガス抜きを行いマテリアルA、Bを再投入してください。
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- ②最小構成で確認する
- 短めのチューブを直接ワンタッチ継手に差し込み確認する。
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- ③上記レギュレーター周辺のガス漏れ確認
- 必ず泡立てた石鹸水を塗布して確認してください。
(ガス漏れがないかのチェック)
Eの位置よりガスが漏れる場合は1日でタンク内のCO2が抜けてしまいます。バブルカウンターより気泡が上がるため残量があると勘違いされますが拡散器により排出できる圧力がすでにありません。レギュレーターが左へまわってしまうとすでに十分なガスがないため材料を再投入してください。
電源を切ってもCO2が出続けてしまう場合の対処
バブルカウンター内にCO2が残留している場合、電源を切った後もCO2が出続ける場合があります。時間が経過すればCO2が自然とでなくなりますが、気になるようであれば、タイニーバブルシステムをレギュレーターから取り外し、再度設置してください。
スピードコントローラーのメンテナンス方法及びCO2が排出できない場合
スピードコントローラーは完全に緩めることで取り外せます。
メンテナンスで内部を清掃し異物などを確認しましょう。
粘度のある液状のものはグリスですので、過度に拭きとらないようにします。
スピードコントローラーの内部に汚れなどが付着すると排出に不具合が出るため、定期的に清掃してください。
清掃は必ずボンベにガスがないとき等、材料の再投入時(交換時期)に行います。
内部は綿棒、アルコール、ピンクリーナー、細い針金(汚れがひどい場合は熱湯)などで清掃できます。汚れがひどい場合はフィルターの濾過機能低下が疑われます。パッキン類は別途ご購入いただけます。
レギュレーターはアッパーキャップを取り外してお湯で水洗いします。
熱湯を使用する際は火傷にご注意ください。
スピードコントローラーを緩めてもガスが排出されない場合
反対側の安全弁よりガス抜きを行いレギュレーターの洗浄を行ってください。フィルターが機能せずレギュレーターが目詰まりを起こしている可能性があります。
レギュレーターの洗浄手順
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①アッパーキャップのシールをはがし、マイナスドライバーで左へ回し開けます。
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②ぬるま湯や水で洗浄します。
洗浄後は水分をとって乾燥させます。
多少水気が残っていても問題ありません。
材料交換時の手入れ
ボンベ内の底に発生したマテリアル塊の除去方法について
生成したCO2使用後、ジェネレーターの内部には水と結晶が残りますので 手で触れる程度の熱湯で内部に残った結晶を溶かし除去してください。 熱湯だけでは溶けない場合、木製の棒などで物理的に亀裂を入れることもできます。 結晶はできるだけ除去した上で再度ご使用ください。
参考動画を見るボンベとレギュレーターのネジ部分の清掃
パッキンは適宜交換してください。ブラシで汚れを除去しましょう。
ボンベとレギュレーターのネジ部分は汚れやすいため、異物が目視できれば使用済み歯ブラシなどでネジの溝を掃除してください。 お湯を流しながらブラシをかけることで簡単に除去できます。 パッキンは亀裂や劣化があれば交換します。 軽く型がある程度ではガス漏れは起きません。
接続後、ガス漏れがないかのチェックを行います。
フィルターのメンテナンス(ドライビーズ)
レギュレーターに取りつけるフィルターには 吸水性の高いビーズが入っています。 乾燥させて再利用できますが、膨張率が高くなりすぎた場合や使用回数が多いと吸水性が著しく低下します。吸水性は初期体積の10倍近くになりますが、もとに戻らず吸水力が低下していく場合があります。 除湿機能が劣ると、レギュレーターやスピードコントローラー、電磁弁にダメージがありますのでドライビーズを交換してください。 ドライビーズ以外は使用しないでください。
写真のような状態で放置するとレギュレーターや電磁弁に不具合が出てしまいます。
バブルカウンターチェックバルブ内の分解と清掃
バブルカウンター下部のチェックバルブ部分は分解しメンテナンスが行えます。
ゴミなどが侵入するとバルブの開閉に不具合が起きます。 組み立て時、バルブの向きやスプリングの向きにご注意下さい。 使用時僅かに水分が電磁弁方向へにじみ出すことがあるため、電磁弁の清掃も一緒に行うことをお勧めします。
バブルカウンターは、水を入れずに使用できます。
排出量は拡散器のみで確認していただくことになるためご使用の慣れた方や拡散器からのCO2排出量目視のみで添加量をイメージされやすい方にオススメです。
バルブの向きにご注意ください。先端の小さい方を電磁弁に向けます。
電磁弁SV120のメンテナンス(分解、清掃)
電磁弁は不具合を起こしやすいため頻繁なメンテナンスが必要になりますが、比較的簡単に内部を清掃できます。
不具合時はリセットボタンを通電時に数回押すことで復旧する場合があります。
電磁弁はビス2本で固定されています。
取り外し、取り付けの際はビスを交互にゆるめるようにしてください。片方ずつ完全に閉めたりすると電磁弁が傾いてしまいます。
以下の症状の場合に点検ください
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- 通電OFF時に僅かにCO2が漏れる。
- プランジャーがケース内に固着している。
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- 通電開始時にパイロットランプが点滅。
- 電源アダプター故障。
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- 通電時にCO2が出ない、CO2の排出が安定しない。
通電開始時に動作音がない。 - プランジャーがケース内に固着している。
- 通電時にCO2が出ない、CO2の排出が安定しない。
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- 通電開始時にパイロットランプが点灯しない。
- 電磁弁の交換。
ジョイントクリップの取り外し
- ①ジョイントクリップをカッターなどで外側へスライドさせます。(2箇所)ケースAとケースBを切り離します。
- ②プランジャーとケース内の汚れを綿棒などで拭き取ります。 ゴミ類が目視できなくても分解することで除去される場合があります。必ず必要な作業ではありませんがケースBの通路(オリフィス)へ エアダスターでエアーを送ることも有効です。
また、電磁弁の底に四角いパッキンがあります。 取り付け対象物(バブルカウンターなど)に張り付いてる場合もありますので 溝に合わせて戻します。
分解する際に下記の工具、用品があると便利です。
- 精密ドライバープラス(必須)
- アルコールを含ませた布
- 汚れがひどい場合は熱湯
- カッター
- 綿棒
プランジャーは、正常に作動していた場合でも錆などで汚れます。
アルコール等を使用し定期的に汚れを落としてください。
レギュレーターのフィルターが湿気を通してしまうとプランジャーが固着しやすいのでご注意ください。